続 ボクらの太陽 -太陽少年ジャンゴ-

ヴァンパイアハンター

～渓谷～

渓谷を一人の少年が歩いていた。

彼の名前は、ジャンゴ。

ヴァンパイアハンターだ。

彼はヴァンパイアハンターだった父親を倒したヴァンパイアを追って死の都(イストラカン)に単独で乗り込み、太陽を取り戻した。

そして、彼は彼の故郷の太陽の街(サン・ミゲル)に向かっていた。

「もうすぐか………この渓谷を抜ければ、いよいよ太陽の街サン・ミゲルだ」

闇の一族(イモータル)の女王であるヘル(クイーン・オブ・イモータル)を倒したことによって吸血変異は収まったはずだった………。

新たなるイモータルが出現するまでは………。

「サバタは言っていた……『では、俺は行く………俺の中に燻る、ダークマターが告げる………太陽の街サン・ミゲル、いまだアンデッドがさまようあの街に………新たなるイモータルの胎動を感じる………』と……」

太陽の街サン・ミゲルで何が起こっているのか……？

その疑問の答えを見つける為、ジャンゴは太陽の街サン・ミゲルへと歩みを進めるのだった。