汝、我と契りを交わす

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「あれ?聞こえなくなった…」 しかし右眼の痛みは強くなっていく一方だった。それを堪えつつ立ち上がり駆けていった。 フフフ……我が宿主はとうとう声を聞くようになったか……… 後は"悪魔"が出てくれば……… 阿「待てよ龍」 龍「ん?どしたん右眼なんかを押さえてさ?」 阿「さぁ、何でか知んねぇけどさ、いきなり痛くなってさ………それに変な声まで聞こえてきて………」 龍「あぁ?それ幻聴じゃね?」 ん~そうかもなぁ、と相づちを打って靴だなから教室に向かって歩いていった。 グランドの並樹の上から見下ろす黒い影……… しかしその影は人の形をしてはいなかった……
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