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しばらく走ると、前方にだんだんと薄茶色のねこが見えてきた。
「ミン!やっぱりここやった」
ミンは、自転車置き場の木の下で毛づくろいをしていた。
「お兄ちゃん!そんなに慌ててどうしたと?」
ミンは大きな瞳をもっと見開いて、首を傾げた。
「新しい餌場が見つかったってばい!久しぶりにお腹いっぱい食べれるらしか!!一緒に行こう!」
ボクがそう言うと、ミンは飛び跳ねて喜んだ。
「ほんて!?わぁ-い!!ご飯だご飯だぁ!早く行こう!」
ボクらは、るんるん気分でステップを踏みながらユウ達との待ち合わせ場所へと向かった。
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