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痛みのあまり意識が
飛んで昔の記憶が
よみがえった。そこは、小学生の夏休みの思い出だった。
目の前には私が高校生の頃亡くなったじぃちゃんがいた。
「じぃちゃん・・・?」
「おや、おまえも一緒に草抜きするか」
「うん! やる!」
「いいか・・・良く聞くんだぞ? 昔からの言い伝えに抜いてはいけない草があると言われておる。見た目は他の草と
まったくかわらん。気をつけるんじゃぞ!」
「抜くとどうなるの?」
「言い伝えでは・・・地球が・・崩・・・
「山下さん郵便です!」
「はいはい、お疲れ様です」
結局、
最後まで聞けなかった。
手に激痛がはしり夢から覚めた。
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