始まりの物語

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「そのダガーナイフ…………精霊の力を弾くってことは、コールで作られたものだね。………クス誰のかな?」 さも楽しそうにガゼットは言った。 「…」 「黙りか…まぁ、いいや。 しかし、さすがわ最強戦闘種族キリトなだけある。なかなかやるね。 召喚士の中でも有能な僕についてこれるんだから。 だから、少し本格的に攻めようか… ルーディ! バット! 手伝え!」 ガゼットは数歩下がると 舞台上にいる二人に叫んだ。 バットはその言葉に弾かれたように 舞台上から飛び出し俺の前に立ちはだかった。 「俺は、ずっとお前と闘いたかった。 お前が、キリトだとわかった時から… 戦争の悪魔キリト族の生き残りパニッシュ。」 バットは愛用の大剣を降り下ろしてきた。その瞳は狂気を含んでいた。 ガッン!!!! 俺は、青いダガーナイフでなんとか受け止めた。 「っ…重い…ぐっあ゛ぁ!」 俺の背中に何か熱いものが投げられた。 俺は膝をついた。 「あたしがいることも忘れないでくれる。」 ルーディは、手に俺の背中に当てたと思われる光るリングを2本持っていた。 リングは熱を放っていた。 熱を防ぐためかルーディ自身は手に手袋らしきものをはめていた。
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