始まりの物語

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俺は、飛行船から落ちながらティンクを探した。 すると、急に俺よりも下の位置が光り出した。 白いローブを着た赤髪の…ティンク! ティンクは、落ちながらにして体中に光り輝く魔方陣が何個か、体を包むように取り巻いていた。 体を取り巻く魔方陣は、紫と白とオレンジ トリプル召喚だ… 光りに包まれた彼女は、まるで、天使みたいだった。… とても…とても…優しい笑みをして…キレイだと思った。 すると 彼女の落下速度は、遅くなり、 落ちてくる俺に 優しく微笑み 俺にも自分にかけた召喚と同じものをかけた。 そうして、俺達は、静かに地上に降りて行った。 ガゼット「素晴らしい。なんて美しい力なんだ。欲しい…―」 ルーディも見とれていたのを、ハッとして ルーディ「トリプル召喚…じゃあ、ティンクが、森羅万象の力を持つ子!?」 ガゼット「あぁ、そうさ。森羅万象は、きっともっと美しいんだろうね。」 ガゼットは、紫の髪をなびかせうっとりと ティンクとパニッシュが、落ちた場所を光りが消えてもなお見つめていた。
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