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中に入って
辺りを見回した。
真っ暗だ。…
と思ったとき
ウィーンと何が開く音がした。
天上が開き
壁が開き
月明かりが入り込み辺りが見えると
いつの間にか
ガラス張りの大劇場になっていた。
「ようこそ。」
声がする方に目をやると
紫色の長い髪をした
白い肌の男が立っていた。
ｱｲﾂは今日の獲物の―――
ニコッとそいつは笑うと
ダンスを踊る時のおじぎをして
「僕の名前はｶﾞｾﾞｯﾄ。僕の魂を喰らう死神さんも登場したことだし。楽しい喜劇の始まりだ！」
そう言うと
ｶﾞｾﾞｯﾄの足下が光り
藍色の魔方陣が描かれた。
シャリン
と音をたてると
後ろのドアが氷づけになった。
！！！
召喚士！！！
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