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少しばかり気の強い私と弟に、命の大切さと、優しさを教えるため、そして何よりも、姉弟で助けあうことを学ばす為に、私達には内緒で話し合って、動物を飼うことを決めた両親
それが良かったのか、私と弟は小さな生き物を大切にしなくてはと、守ることの大切さを覚えはじめた
それがわかりはじめて、また一年という月日が流れてた
リブがきた日と同じ季節のお昼すぎ
幼なじみの男の子が家に遊びにきて私にまた、小さな命を渡した
これがキミとの出会いでした
幼なじみの男の子の腕の中にはリブが来たときよりも小さい猫がいる
グレーの綺麗な毛並みで目はまだ半分くらいしかあいてなかった
小さな声でニャーニャーとなく猫に反応して、リブが吠える
私はリブを黙らせ、幼なじみの男の子に聞いた
「その猫どうしたの?」
「これ、おまえのおばちゃんから預かった、梨奈に渡してってさ、ほらっ」
預けられた猫を抱き締めると、あまりにも小さな体が怖くなった
だけど、こんなにも小さな子猫を守らなくてはと母性が働いていた
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