墨俣築城の章

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その夜。 秀吉「よくぞ来て下さった。」 久志「いえ…では墨俣築城の策を。」 秀吉「うむ、河の上流で木を切りそれをそれぞれの城の部品を作り、筏の様にして流して一気に城を作ります。久志殿も同じ策でござろう?」 久志「ハハッ…見透かされてたな…。拙者も同じでござる。両部隊合わせても2000人…。そのうち50人を稲葉山城の城下に放ち城を建てる翌日の明朝に信長様の軍勢一万五千を率いてくると流す。さらに残り1950人のうち500人を築城に使用する道具及び食料確保し墨俣の対岸まで運び、筏が到着次第運ぶ。残り1450人は木を切り部品を流す。でいかがだろうか?」 秀吉「はっはっはっ!久志にはかなわんな!ではその作戦で二日後に開始いたしましょう!」 久志「あぁ、ではこれにて。」
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