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「…こんばんは」
「…?」
そこには、白装束を纏ったとても美しい女性が白百合のように凛と立っていた。
男はそのままの姿勢(似非酔拳的なポーズ)で、双眸を怪しげに上下左右へと動かす。
「……??」
何度見直してみても、まったく面識のない女性だ。
「…何奴であるか」
このままでは見当がつく兆しもないので、単刀直入に聞いてみる。
するとその女性は
「…私、名をお鶴と申します。誠に勝手なことは承知いたしておりますが、諸事情によりこちらで身を置いていただけないでしょうか?」
突然のそんな発言。
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