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彼は、毎日のように鳥と戯れていた
そして、この日も例外ではない
森の中で一際大きい木の下、木漏れ日の降り注ぐ中、草薙は空を舞う鳥を見つめていた
「私も飛びたいねぇ……」
綺麗な羽根で優雅に舞う鳥の姿を見ていて、ふと思った事を呟く草薙
側には木と、鳥しかいない
木とは喋れるが喋ろうと思う時しか言葉はわからない
なので、草薙の言葉に相槌を打つ者はいない
草薙の言葉は、静かに誰に聞こえる事なく消える
「……つまらない」
鳥と戯れては、そう呟く
毎日、毎日、その繰り返し
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