カワイイぜ!こんちくしょー❤(´∀`;)

5/10
前へ
/62ページ
次へ
翌朝、ユウタはすでに目覚めていたナナに缶詰をあげた。 エサを食べているナナの前にしゃがみ、 ユウタ「…一応戸締りはしていくけど…ナナ?お前は体が弱いんだから外には出るなよ?」 ナナは無視して食べ続ける。 ユウタ「よし!いくか。…朝はコンビニでおにぎりを…その後、銀行に…」 素早く着替えをすまし、独り言を言いながら、四種の必須アイテム『財布・タバコ・鍵・ケータイ』だけポケットに突っ込む。 ナナは満足そうに、毛布に戻りまた寝る体制だ。 ユウタ「…いってきま~す…」 玄関からナナを見ながら小声で言いドアを出て鍵をかけた。 愛車Kawasaki『ZXR400-Ⅱ』に乗り、近くのホームセンターに行くことにした。 弁当もATMもペット用品も全て揃う事に気が付いたからだ。 しかし、不安要素があった… メーターの走行距離が『164km』… このバイクの燃費は約17km/㍑で、タンクには10㍑ほどで満タンなのだ。 ユウタ(…ん~?往復には足るだろ♪) ホームセンターに着いて、まずATMに並ぶことにした。 運良く前には1人だけで早めに順番は回ってきそうだ… …5分経過 …10分経過 …いくらなんでも遅すぎる… 自分の後ろには結構な列ができていた。 チラッと前を覗くと、キャッシュカードが何回も出たり入ったりしている… ユウタ(なにしてんだろ?操作が分かんないのかなぁ?) 親切心で近づき声をかける。 ユウタ「大丈夫ですか?操作が分らないんでs…」 横に来てやっとわかった… 男は外国人のようだ。 そして手に握られていたのは、到る所のポイントカードだった。 男と目が合い少し固まったが、ユウタはニッコリ笑い自分のキャッシュカードを男に見せた。 男は目を丸くさせていたが、指で『これをここにいれるんだよ』とジェスチャーで伝える。 男は固まったままで動かない… ユウタ「?」 男は歩き出し「チッ」っと舌打ちをして去っていった… 僕がATMの前で固まっていると… オバチャン「にーちゃん、はよしてかぁ」 後ろに並んでたおばちゃんが不機嫌そうに言ってきた。 僕は早々に、お金を引き出し店内に入ることにした。 その間、頭の周りには?マークと煙が渦巻いていた。
/62ページ

最初のコメントを投稿しよう!

15人が本棚に入れています
本棚に追加