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ピッ
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即答だった。
その鳴き声と上目使いは最強の口説き技だ。
医者「そうか!いや~、里親になる決心がついたか。途中で投げ出したりは駄目だぞ?あ、虐待なんかもっての他だからな!とりあえず今日は栄養剤を打っておいたから、帰っても大丈夫だ。お大事に。」
再びタオルに包み、会計を済ませる。
看護師「5250円になります。」
ユウタ「あ」
お金が足りない…だと?
ユウタ「あの…また後日でもいいですか?(汗)」
看護師「それなら身分証とこちらに住所を…」
オバサン達がヒソヒソしている。
とんだ赤っ恥だ。
いますぐ逃げ出したいと思いながらも、書類を書き込み外にでた。
傘を肩に置き、両腕でタオルを支えた。
ユウタ「それにしても良く喋る医者だったなぁ」
トボトボと雨の中を歩き、一人と一匹が家路につく。
ユウタ「ちゃんとエサ、やるからな。早く元気になれょ♪」
スャスャと眠る猫に呟いた。
ユウタ「…名前…どうしようかな…?」
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