出会い

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[飼う]← ピッ ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ 即答だった。 その鳴き声と上目使いは最強の口説き技だ。 医者「そうか!いや~、里親になる決心がついたか。途中で投げ出したりは駄目だぞ?あ、虐待なんかもっての他だからな!とりあえず今日は栄養剤を打っておいたから、帰っても大丈夫だ。お大事に。」 再びタオルに包み、会計を済ませる。 看護師「5250円になります。」 ユウタ「あ」 お金が足りない…だと? ユウタ「あの…また後日でもいいですか?(汗)」 看護師「それなら身分証とこちらに住所を…」 オバサン達がヒソヒソしている。 とんだ赤っ恥だ。 いますぐ逃げ出したいと思いながらも、書類を書き込み外にでた。 傘を肩に置き、両腕でタオルを支えた。 ユウタ「それにしても良く喋る医者だったなぁ」 トボトボと雨の中を歩き、一人と一匹が家路につく。 ユウタ「ちゃんとエサ、やるからな。早く元気になれょ♪」 スャスャと眠る猫に呟いた。 ユウタ「…名前…どうしようかな…?」
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