前奏

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ショクパンが外にでた時、そこに居たものは、予想とは違っていた。 「ハヒフヘフォォォ!!」 あたまに触角をもち、 紫の胴着を身につけた男が立っていた。 「バイキン!!また貴方ですか!!」 ショクパンはその男に向かって言った。 「ハハハハハッ!!ショクパン!!今日こそ貴様の命貰ったぞ!!」 バイキンと呼ばれた男はそう言うなり、空へとんだ そして、工場より高い位置に陣を取り、工場へと左手をかざした。 「行くぞぉ!!秘技!!バイキン砲!!!」 バイキンの手に黒い光が集まってきた。 そしてやがて黒球になった。 「喰らえ!!」 バイキンの声とともに、黒球が工場へと放たれた。 「……ッ!!」 ショクパンは無言の気合いをいれた。 ショクパンは飛び上がり、黒球の軌道上に立ちはだかった 黒球はとどまる事を知らず、真っ直ぐショクパンへと向かう。 「ショクパーン!!」 後から出てきたメロンが叫ぶ。 ショクパンは黒球を真っ直ぐ見据え、右手をかざした ショクパンの右手に光が集まり、やがて、光の球になった。 黒球はショクパンのすぐそこまで来ている。 「危ない!!」 「……ショック・バンッ!!」
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