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タッタッタッタッタッタッタ.........
地下通路に足音が響く
そこはまるで長いトンネルのようだ
足音の持ち主は全身くろずくめで特徴といえばヒゲくらいだ。
そして銀色のスーツケースを大事そうに持っていた。
その足音はどちらかというと急いでいる感じだ。
男は背後を振り向いた
「ハァ………ハァ……畜生……」
男はぼやくように呟やき、走り続けた。
男の視界に長い地下の通路の終わりが見えてきた
その時
ヴォォォォ.......
男が来た道の方から何かが聞こえて来た。
その時、男の表情が一変したまるで死を目の前にしたような表情になった
男は更に走る速度を速めた
何かから逃れるように
ヴォォォォ.......
徐々に男へと
その音は近づいてくる……
音というよりは寧ろ、雄叫び、咆哮に近かった……
「それ」から逃れるように、男は走った…ひたすらに
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