終わりの始まり

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地下通路の終わりが見えてきた 地上へと続く階段である。 男の表情が緩んだ、もうすぐで命が繋がる。 そういった安堵からだろう。 しかしまだ油断は出来なかった……… 男は念のために後ろを振り返る、安全を確認するために……… その時だった……… ヴォォォォッ!! 咆哮の持ち主が男の目の前に表れた 「この化け物が……」 男が悔しそうに呟いた。 男がそう形容するように、 肩には目があり、 爪は鋭く尖っている 特に左手は発達している その姿はまさに化け物だった。 「ヴォォォォっ!!」 化け物はおよそ1mくらいは有るだろう爪を男に振るった 「クソっ!!」 くろずくめの男は素早く後ろに下がり、間一髪でよけた
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