〈 1 〉出会いのプラットホーム

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「三上、久しぶりだね」 千架が僕に話しかけてくる。 「おう…お、ひさしぶり」 まだ動揺しながらもなんとか返事をした。 可愛らしい笑顔。 気のせいか最後に会った卒業式の時より大人びて見えた。 同じ久しぶりでも、美和に対しての態度と異なるのは… 中学時代の想いの違いのせいだろう。 美和は 友達だった女の子、 千架は 憧れだった女の子―。
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