二人の夏の日

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  暗い夜の中一部だけ明るく光っている。   そう今日は夏祭り   なので、田島と花井は二人でデート!!   『花井ー!!たこ焼き食べよ!!たこ焼き!!』   『あー!!もう!!あまりはしゃぐな!!』   花井は田島にぐいぐい引っ張られながらついていく。   『だって早く食べたいもんよー!!』   『んな急がなくても屋台は逃げねーよ。』   ほんと子供みてーなやつ…   野球じゃあ、大人みたいなのにな…   ふと苦笑いをする花井   するといい匂いが強くなっていく。   『おっちゃーん!!たこ焼き二つ!!』   『あいよー!!』   どんどんパックにたこ焼きが入っていく。   『はいよ!!たこ焼き二つね!!』   『有難うおっちゃんww』   田島はニカッと笑い、お金をわたし、たこ焼きを持って走ってくる。   『はい!!花井たこ焼き!!』   『あぁ。有難う。お金渡すな』   お金を渡そうと財布を出そうとしたら田島に止められた。   『いいよ!!俺が奢る!!』   『はぁ!?いいよ別に!!』   と400円をつきだす。   田島はその手を引っ込める。   『いーの!!俺は花井の彼氏なんだから!!』   ニカッと笑い言う     馬鹿田島!!    何でんなこと言えるんだよ//     顔に熱が集まる   暗いからあまりわからないのか、田島は気付かず手を握り歩きだす。     『花井ー。そろそろ花火だよな?』   『ん?…あーそうだな』   チラッと紙を見ると8時と書いてある。   『そか!!なら秘密の場所行くぞ!!』   『…秘密の場所?』   またぐいぐいと引っ張る。   『おっおい田島!?』   と聞いてもこっちを振り向かない。   んだぁ?田島…秘密の場所って何処だよ…   と呆れながら田島についていく。      『…おい?田島?』   森に入り、道をどんどん歩いていくと…   『…うわぁ!!』   町のあたりを見渡せる高さ…   近くには小さな神社がある。   『景色すげー!!』   祭りのところも見える。   『だろぉー!!すげーだろぉー!!』   『あー!!すげーよ!!』   すると花火がバーンとなった   『うぉ!!たまやー!!』   と田島が言う。   俺ら二人は花火をずっとみつめていた。   すると田島がふと横を見てきた   それで、俺もふと横に向く   『ん?どうした田島?』  
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