愚羅散橋(ぐらさんばし)

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ついに目の前まで雑種のフレディが来た。 口からは涎を垂らし、その牙を見せつけるように唸りを上げている。 その姿は見ている猫を竦み上がらさせる。 我輩は体の奥底から震えた。 こんなやつに勝てるわけない…… しかしフレディは開き直ったかの様に言い放った。 「久しぶりに燃えるわねぇ……漢(♂)だった時を思い出すわぁ♪ 犬(チワワやマルチーズ等)キラーと呼ばれた私の力を見せてやるわ!」 こんな時のジョージはとても頼もしかった。 そして我輩もつられるように…… 「ふっ……我輩も負けてられないな。 神速のルーと呼ばれる我輩の力を見せてやらねばな」 勇気が沸いてきた。
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