愚羅散橋(ぐらさんばし)

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さて、どうしたものか…… 小回りでは我輩が圧倒的だが、速さもスタミナもフレディの奴の方が上だろう。 いくら我輩が神速と言われても…… 所詮犬と猫だ。 しばらく睨み合いが続いた後だった…… ガサガサ 背後からの物音に振り替えると…… 瓶底の様な眼鏡をかけ、白い髭を蓄えた魚臭い汚れた服を纏った仙人…… いや老人が現れた。 「£¥、@%£♀◎□★▼※…っと、これは人間語だったなぁ。 改めて…… おや、猫ちゃんどうしたんだい?」 噂の猫語を話す人間の様だ…… しかしこいつはフレディの飼い主…… 絶体絶命ではないのか!?
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