黒猫組

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月明かりのない夜故に星の僅かな輝きのみが辺りを照らす路地裏広場には真っ黒な影が4つ…… どうやらみんな揃っているようだな。 我輩はいつもの田中さん家の裏口の青いゴミ箱の上を陣取りピタとお座りをする。 それと同時に一同揃った声で…… 「「ちわあぁ~っすルー親分!」」 どうも我輩この挨拶は慣れない。 しかし上の者の面子がある故軽く会釈を交わし、会議の舵を取る。 「皆の者。これから黒猫組路地裏会議を始める!」 我輩のこの声と共に一同は姿勢をビシッときめる。
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