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「サスケ!!」
我輩がそう呼ぶと背後の暗闇から新たな黒猫が我輩のすぐ横に音も起てずに現れた。
「ルー親分、報告っスね!」
『っスね』口調のこいつは若干2歳にして我輩の右腕……
ちなみに『す』はカタカナの『ス』じゃないとだめだ。
とりあえず……
音もなく移動し、別の組のシマから情報を集める。
「え~とっスね……………」
「え~……っスねぇ……」
ただちょっと忘れやすいのが難点だ。
ポカッ
我輩は軽くサスケを殴った。
「あっ……そうっス!
え~、特に報告すべきことは二丁目にシマ張ってる『Fat Cat』の頭、ゴンベの手の者が親分のシマの一丁目アイドルのミィちゃんを誘拐したってことっスね」
サスケがそう報告すると我輩とサスケ以外はどよめきたった。
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