ウワサ話は唐突に

5/12
前へ
/42ページ
次へ
 でもそんな無駄話のお陰で面倒なウワサ話を聞かされずにすんだ。 次の分かれ道でハルは右、僕は左だから。 「じゃあね、また明日」 「あぁ、残念だがまたな。明日こそは成果を聞いてもらうからな」  今度は本気で残念そうなハルと別れ、あとは真っ直ぐ帰るだけだ。 相変わらずの雲行きだけど、降られる前には着きそうだ。 そう思った僕は少し駆け足で帰ることにした。
/42ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加