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愛して
後ろから腕をまわして
耳許で甘い囁き 吐息
足で腰を挟み込んで
もう一つの熱が伝わってくる
勝手に反応して
意志に逆らい動く
熱帯夜に湧き上がる泉
その上だけに必ず降る雨
頭の中が溶けそうだ
途切れ途切れの声が支配する
ギリギリの意識で
更に強く求める
もっとあたしの心を奪って
もっとあなたの心が欲しい
夢中で何度もキスして
体中撫でて囁く名前
「愛してる」を繰り返した
二人の情熱がぶつかり合う
部屋に響き渡るリズミカルな湿る音
言葉でうまく言えないから
想いを全身で伝えたかった
あなたが好きでするんだよ
コレが好きで求めた訳じゃない
イジワルな言葉で攻められるのは嫌い
もっとあたしの心を奪って
もっとあなたの心が欲しい
もっとあたし以上に愛して
【H24.5.15.作】
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