心が求める

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心が求める

寂しさを埋める為なんかじゃ こんな風にならない 呼吸が一瞬 止まる程に胸は締め付けられるの あなたを愛せば愛する程に反応してしまう あなたが体で感じていると思っていても あたしは心で感じているの いつでも 人の心と体は別々で動かないよ 数を重ねあなたを知っても慣れることはないの そして あたしは初めてヒトの色に染まる瞬間を知った 嬉しかった 求められることは愛されているのだと 半端な想いなんて一度でも持ち合わせていない 言葉は素直になれないことが多かったのだけれど あなたの想いがどれ程なのか判らないよ あたしの想いだって きっと届いちゃいないの 人は心と体が別々で動いたなら 後に残る虚しさはずっと覚えて消せないの いつも あたしは理性を無くした表情[かお]をあなたに見せていた そんなこと…あなたが初めて… 人の心と体は別々で動かないよ 数を重ねあなたを知っても慣れることはないの そして あたしは初めてヒトの色に染まる瞬間を知った 今も毎日あなたを心が求める 【H23.12.28.作】
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