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「お前が殺しを行った場所、カンパニー74階はな、研究員の幹部までが入ることができる階だ。70~75階、これが研究員専用フロア。
つまり―――」
「75階にその発案者がいる可能性がある。ってことか?」
うかつだった。
上を叩けばそれで終わると思った。
しかし、本当の上の存在がいることを考えていなかった。
「その75階、確か桐生とかいう博士専用の実験フロアだったはずだ。そいつがプロジェクト発案者、そしてカンパニー社長、ブライアン。恐らく計画に加担している」
…!!
なんでこんなことまで…
「看守が囚人にそんなこと教えていいのか?」
「あぁ、それには訳がある。それは―――」
―――ドタン。
鈍い音が聞こえる。
調度人が倒れたような音。
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