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「なぁ黒崎‐―」
「はい。なんすか。」
「あーー……その、なんだ。」
やけに複雑な表情の蒼次。俺は次の言葉がすぐ解ったのでこう切り返す。
「頑張りますよ。落ち込んでなんていられませんから。」
「そうか……。」
「心配ありがとうございます♪蒼次さんこそ、早く千草さん離れ出来るとイイッスネ♪」
「おまっ!?」
「冗談っすよっーーじゃオムライスごちっした」
言い終わるより早く俺はその場を離れる。
茶化すように……。
逃げるように……。
次を探して……。
踏み出すために……。
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