8人が本棚に入れています
本棚に追加
/40ページ
黒羽
「神様ァ…俺ァアンタが昔から嫌いだった……。だけどここまで徹底的にするこたァねえよ。」
白菜
「静かにして。」
既に太陽は完全に登り、我を忘れて上昇しているところだ。
そんな、明るい裏路地で二人は座っていた。
黒羽
「神様…俺は確かに"鴉"なんて真っ黒な名前してるが…日干しにしても白くはなりませんぜ。」
白菜
「煩せぇ痴漢――」
黒羽
「ちょ!!痴漢じゃないから!立派な人助けとかもしてますから!!」
必死に反論するも、いかにも説得力のない黒羽の言葉に白菜は反応すらしなかった。
黒羽
「昨日のも間違いだって言ったじゃないか!!そもそも誰だよ『クロハネ』って!俺ァ黒羽!!クロバだって!!」
白菜
「はぁ……面倒だからもう良いよ。帰って。あたしは面倒が嫌いなのよ。もう二度と話すこともないでしょうし。」
黒羽
「え!?マジすか!?じゃあ、アドレス教えて下さいよ。白菜さま。」
あえて名字ではなく、下の名前で呼ぶのも黒羽クオリティ。
白菜
「なんで痴漢に――」
黒羽
「それ違うって!!冤罪だって!!
それ以上言ったら警察に突き出すよ!!」
白菜
「流石に職業柄それはマズイわね。まぁ、良いわ。メアドくらい……。」
黒羽
「ありがとーごっざいまーすっ!!」
Hiテンション黒羽は跳ねるを使った。
最初のコメントを投稿しよう!