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~同時刻、同地点~
警官∀
「本当にここにいるのかなぁ……。クロハネ……。」
警官A
「間違いない。武器を得るなら、この街には此処しかないからな。」
警官∀
「あ、ホントに白菜さんがいた!流石先輩~。」
警官A
「よし、確保に移るぞ。」
~そしてその頃……~
黒羽
「おい、白――」
白菜
「わかってるわ。警官でしょ?アタシを見くびらないでね。」
白菜は、こちらを向いて、さも自信ありげに語り始めた。
黒羽
「……金払えよ。万引きは駄目だろ?」
店員
「お客様……。」
白菜
「!?」
白菜は両手いっぱいのパンを抱えて走ろうとしている所だった。
黒羽
「全部で三万円…だろ?
俺が払うよ。」
店員
「お…お買い上げ…ありがとう?ございました。」
警官A
「あっちだ!!」
警官∀
「こら~!動くな~!」
白菜
「……。」
黒羽
「お~い、逃げるぞ~。
あ、お釣りは"あの"警官に渡しておいてください。」
ダダダダダ
店員
「はい…?
あ、お客様からお釣りを預かっております。」
警官∀
「あ、どうも……。」
警官A
「おい、逃げられたぞ。」
警官∀
「あ……。」
店員
「……。」
警官A
「……。」
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