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ダダダダダ
ホームセンターから徐々に遠ざかる。意外にも二人を追ってくる者はいなかった。
黒羽
「誰も来ないな。
ちょっと拍子抜けか?」
白菜
「意外ね。アンタからそんなセリフが聞けるなんて。」
遠回しな嫌味をあっさりと返されてしまった。
黒羽
「お前の作った特製玉ねぎ爆弾は必要なかったな。」
白菜
「誰かさんと同じで大袈裟な噂にビビってるんじゃないの?」
黒羽
(無視された)
「ないの?ってお前知り合いじゃないのか?」
白菜
「アンタってホント馬鹿ね。
なんでアタシが警察署の人を全部覚えなきゃいけないの?」
誰もそんな事は言ってないが、面倒になってきたので受け流した。
と、気がついたら白菜が路地裏の方へ走って行ってしまった。
作戦決行まで時間があるとしても無駄に歩き回るのは愚の骨頂だ。
黒羽
「おい白菜!!どこへ行くんだ!!戻ってきなさい!!」
仕方なく、俺もついて行く事にした。
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