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男が出ていって間もなかったので、案の定すぐに見つかった。
フラフラと覚束ない足取りで歩く男は、お世辞にもかっこよくは見えない。
が、自分の外見もさほど誇るべきものではないので、これ以上はわきまえよう。
白菜
「お~い!黒羽さ~ん!」
一応叫んでみたが、全く気付かない。
なんか軽く錯乱してるみたいだ。
白菜
「ちょ…!黒羽さ――」
つるッ
足元になぜかバナナが仕掛けられていた。
今日は最高な一日に"なるはず"だった。
白菜
「きゃ!!」
ドスン
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