君ヘノ想イ。

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    君と私の友達は、今何をしていた?   今、私のこと言った?     私は一瞬にして辛くなって、隣の部屋へと行く。   はさみを持って。     ドアを閉め、私はベッドに座った。   溢れそうになる涙を堪え、はさみを左手首に添える。   「私なんて、2人の存在の邪魔なんだ」   痛みさえ忘れ、はさみを右に引く。     何回か繰り返すうちに、血がだんだん溢れ、それを見ることが快感になった。     血を見て微笑む私の耳に、ドアの開く音がして、「誰か来た!」と想いはさみと左手首を隠した。    
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