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「哲平さん!絶対に日本一になりましょうね!!」 大樹が哲平さんに抱きついた。 「やめろバカ!!野郎に抱きつかれてなにが嬉しいんだよ!!離れろ!!」 哲平さんの全力パンチが大樹に決まり、大樹は倒れた。 「ふぅ…とりあえず…俺様の夢にお前ら協力しろ!!いいな!!拒否権はないがな」 「当たり前ですよ!哲平さん、俺も全国に行かなければならないんです。だからもちろん協力します!!!」 「もし、理由がなくても哲平さんの力になりますよ!!!」 俺に続き、直樹も言った。そしてみんなにそれを頷いた。 「……わかればいいんだよ」 哲平さんが声を震えながらそう言った。泣いてるってツッコんだら殺されそうだからやめとく…。 「ありがとうな…みんな」 誰にも聞こえないように言った。そして… 「なぁ…明正。もう少し待っててくれよな。このチームならきっと俺たちが描いていた夢を叶えることがきっとできる。お前が集めてくれたんだろ?ありがとな…明正。絶対天国にまで届かせてやるよ!!」 と思った。その瞬間…流れ星が見えた。まるで明正が笑っているような感じがした。 『いつまでも待ってるよ。親友たち』
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