1235人が本棚に入れています
本棚に追加
「哲平さん!絶対に日本一になりましょうね!!」
大樹が哲平さんに抱きついた。
「やめろバカ!!野郎に抱きつかれてなにが嬉しいんだよ!!離れろ!!」
哲平さんの全力パンチが大樹に決まり、大樹は倒れた。
「ふぅ…とりあえず…俺様の夢にお前ら協力しろ!!いいな!!拒否権はないがな」
「当たり前ですよ!哲平さん、俺も全国に行かなければならないんです。だからもちろん協力します!!!」
「もし、理由がなくても哲平さんの力になりますよ!!!」
俺に続き、直樹も言った。そしてみんなにそれを頷いた。
「……わかればいいんだよ」
哲平さんが声を震えながらそう言った。泣いてるってツッコんだら殺されそうだからやめとく…。
「ありがとうな…みんな」
誰にも聞こえないように言った。そして…
「なぁ…明正。もう少し待っててくれよな。このチームならきっと俺たちが描いていた夢を叶えることがきっとできる。お前が集めてくれたんだろ?ありがとな…明正。絶対天国にまで届かせてやるよ!!」
と思った。その瞬間…流れ星が見えた。まるで明正が笑っているような感じがした。
『いつまでも待ってるよ。親友たち』
最初のコメントを投稿しよう!