ごめんなさい。

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言葉にならない言葉を涙と一緒に吐き出す兄貴… お袋の呼吸はさらに弱く、咳すらも小さくなっている。 『お父さんは?まだこないの?』 おばちゃんが俺に聞いた。 クソ親父はパチンコ屋の景品交換所の仕事をしていて、午前中に見舞いに来て俺に電話した後、交換所に一度戻らなければならなかった。 『もうすぐ来ます。こなきゃいけない。』 俺はおばちゃん達にそう言った。
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