捨て猫

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  「てかもうこんな時間…ちょっと待ってろな」 そう言って彼はあたしをちょんと手から降ろし、キッチンへ向かう。 「ほら」 少しして彼はお皿に牛乳を持ってきてくれた。 何も口にしていなかったあたしは、勢いよく牛乳を飲みほす。 「まだあるからいっぱい飲みな」 彼は笑顔でそう言う。  
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