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青々と染まる空…
そして行き交う人、人、人…
ここは日本の首都東京…
行き交う人達の上空では車が飛び交っている…
そして今や空を飛ばない車の方が珍しいこの時代の中…
一台のバイクが地上を疾走していた…
「やっぱりバイクを走らせるなら空よりも陸に限る!!そう思わないか?」
バイクを運転する少年は隣に座っているもう一人の少年に話しかける。
「オレはどちらでもいい」
「そうか?空を飛ぶよりも地面を走らせた方がいいと思うんだけどな、オレは」
「そのためだけに100年程昔のバイクを買う奴なんてお前ぐらいしかいないだろうな」
「仕方ないだろ。今のバイクは全部空中仕様なんだから古いのを買わない限り地上は走れないんだよ」
「それよりも早くしないと時間に間に合わないんじゃないのか?」
隣に座っている少年は時計をバイクを運転する少年に見せた。
「え?ってもうこんな時間か!?こうしちゃいられない!!スピードを上げるぞ!!」
「了解」
そしてバイクはスピードを上げて走っていった。
このバイクを運転している少年の名はコウ・スメラギ。
そして隣に座っているのはこの物語の主人公…アキラ・クレナイである。
二人は今、ある目的のために東京の街を走っていた。それは…
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