[しま]

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後は真っ直ぐ鯛焼き屋だ。本来は和菓子屋らしいのだが今では鯛焼きのが有名になっている。 俺はここで焼いている鯛焼きの匂いがたまらなく好きだ。ずっとその場に居座りたいとさえ思うときがある。 しかし、俺はお使いという大事な使命の途中…と考え買った後はその香りを振り切って歩き出す。  鯛焼きを買うときだけは、バレないためにお金をその場で払う。だからじいさんはカゴにお金を入れて俺に渡すんだ。それから普段は2つだけなのだがたまに牧野の分もとなるとお金と一緒にメモを入れる事が多いんだ
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