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[リボン]
それが俺の日常…だったはずなんだ。
なのに今日はなぜか鯛焼きが半分だ!それにじいさんを挟んで俺の反対側にはじいさんの隣にぴったりくっついている子供が居る。俺はただでさえ子供が嫌いだったし、しかもじいさんの反対側を取られた上にじいさんがここに居なさいと呼ぶもんだから心底気元が悪かった。
何故そんな事になって居たかというと、それは俺が帰って来る丁度15分位前にじいさんの息子一家がやって来ていたのだ。
そしてこの子供はその息子の子供…つまりじいさんの孫という奴らしい。そのせいかじいさんにやたらとなついてくる。
だから俺がじいさんの所に戻った時もじいさんにべったりくっついて話をしていた。それどころか俺…俺の特等席、じいさんの膝の上を占領してやがった!
だから俺はその子供の近くに行って思いっきり威嚇してやったんだ。
するとその子供は今にも泣き出しそうな顔で俺を視てきた。
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