+O1+ 神の歌

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エルシア(N) 「今では西暦と刻む年数があるが、世界とは無限に生きているものである。語り継がれない栄光や、語り継がれない文化は当然存在している。では、誰が作った世界で、誰が作った物語なのだ?神とはどうやって作られ、崇められ、生きるという者を生み出したと言うのだ?」 アザム(N) 「誰もが誰かの心の中で生きたい、愛されたい、愛してほしい。だから、神と呼ばれた存在は愛に飢えていた。人ではない故に孤独の戦士だった。だから、俺は手を伸ばしたんだ。『俺が神になる』、と。神は世界を幾度も滅ぼし、見捨ててきた。そんな悪人を神と呼ぶのか?だったら、俺を神と呼べ」
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