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■ イヴの回想 ■
イヴ(M)
「イヴは、イヴ。私は、イヴとしか喋れなかった。エルシアがずっと喋る言葉が理解出来なくて。アダムが生まれてから、私は少しずつ喋れるようになった」
イヴ
「イ、ヴ……ア、ダ、ム」
エルシア
「イヴ?イヴ、私の名前は?」
イヴ
「イ、ヴ」
エルシア
「違うだろう!?それはイヴの名前だ!聞いているのは、私の名前だっ!」
イヴ(M)
「イヴは欠陥品だからかな?エルシア、ごめんなさい。貴方を傷つけたくはなかったの。だから、」
エルシア
「(泣きながら)私を愛さない二人は……要らないッ!」
イヴ
「(死にかけながら)…………あ、さ……ん」
イヴ(M)
「ありがとう、お母さんって本当は言いたかったんだよ」
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