シロ

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シロは最初は名前なんかありませんでした。 段ボール箱に入れられて鳴いているだけの猫でした。 お母さんはどこに行ったんだろう。 お腹がすいてすごくせつないよ。 風が強くて寒いよぅ。 どうしようかな。どうしようかな。 そんな時、助けてくれたのがお兄ちゃんでした。 「うちにおいで。」 お兄ちゃんはすぐにお家に連れてってくれました。 あったかくておいしいミルクも飲ませてくれました。 ストーブが燃えていて、とても暖かなお家でした。
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