シロ

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お兄ちゃんにはお父さんとお母さんがいて、シロを飼うのを反対しました。 だけど、お兄ちゃんは頑張りました。 「学校から帰ったらすぐ宿題をする」、「お母さんのお手伝いを毎日する」「シロの世話は責任を持ってする」…そんな約束をいくつかして、やっとシロはお兄ちゃんの猫になりました。 シロは、疲れていたのでその話を聞いている途中で眠ってしまいました。 毛布が暖かくて朝までぐっすり眠れました。 次の朝もお兄ちゃんはシロにあったかいミルクを飲ませてくれました。 「今日からお前はシロだぞ。」と言って、首にリボンを巻いてくれました。 お兄ちゃんは昼間学校へ行ってしまうので、シロはお留守番です。 でも、さみしくないよ。だって夕方にはちゃんと帰って来てくれるもん。 「シロー。」って言って抱っこしてくれるもん。 シロはお兄ちゃんの猫になれて本当に幸せでした。
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