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「・・・かっ理果!起きろよ。」
「ん・・・。」
いつの間にか寝てた。
気持ちいいから起こさないでよ。
「起きろよ、ばーか。」
「誰が馬鹿よ。」
勢いよく起きる。
「起きたな、偉い偉い。」
頭に手を置かれた。
声のする方を見ると、隣の席に祐樹が座っていた。
昔の優しい笑顔だ。
「なっなにしてんの。手ぇどけてよ!」
祐樹は手を動かそうとしない。
「いやー5限でお前見ねぇし、秋本は普通に帰ってきてるし。放課後になってもお前の鞄残ってるからさ。保健室にもいなかったし。」
探してくれたんだ。
「祐・・」
「ま、元気出せよ!男にフラれたぐらいで、なんだ!」
「はぁっ?!」
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