18人が本棚に入れています
本棚に追加
/131ページ
「だから、告白してない。」
私は呆れた口調で言う。
「そっ・・・・か、そっかそっか。」
祐樹は後ろを向いてしまった。
へんなやつ。
そして祐樹はそのままこっちを向かずに言った。
「お前・・・さ。秋本に告白してないにせよ・・・、好きなの?」
「は?私が秋本を好きかって?」
「・・・うん。」
「好きじゃないよ~!」
「・・・ほんとか?」
すごく小さな声で祐樹は言う。
あまり聞き取れなかった。
「え?なに?」
「いや、なんでもない。」
祐樹はまたこっちに向き直った。
最初のコメントを投稿しよう!