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荷物を取りに教室に行ったら芽衣子が待っていた。 「あっ理果~!祐くん見なかったぁ?バッグあるから待ってるんだけどぉ。」 「・・・知らない。」 芽衣子に一瞥もくれず自分の席に行く。 「もー祐くん超かわいいの!なんか田嶋先輩にも告白されたらしいよ!」 芽衣子は嬉しそうな口調でどんどん話す。 「へー。」 荷物を鞄につめながら適当に流す。 「でもねー、祐くん断ったの!あの田嶋先輩だよ!?あたしのこと好きとしか思えないー!」 私は芽衣子のを見て無表情で一言 「そっか、がんばって。」 それだけを言って、鞄を持って教室を出た。
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