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「あんたに私の何が分かるのよ。」 「分かるよ。幼なじみだし。」 祐樹は真っ直ぐ目を見てくる。 昔から変わっていない。 「でも再会したのは最近じゃない。」 「それでも俺はお前のことなら分かるの。いいから、サボった理由言え。」 この目が、私に嘘を言えなくする。 「秋本に・・・キスされた。」 祐樹は驚いているが口にはだしていない。 「ちょっと相談があって、話してたら・・・突然。」 「お前はそれをどう思ってんの?」 「嫌だった。好きじゃないから。」 グッ 私は祐樹に抱き寄せられた。
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