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「なんじゃこりゃぁあ!?」
人生初の日本語である。
なんとぼくは人間になってしまった。めでたしめでたし。
脳内で勝手に完結に持っていったぼくを他所に、魔法(？)を掛けた本人は目を丸くして立ち尽くしていた。
自分が魔法掛けたんやないか～い！
「お、男の子だったの？」
え、知らなかったの？
「もぉ、早く言ってよねぇ」
…………。
「女の子だと思ってたからちょっと失敗しちゃったじゃん」
……!?
「耳とか尻尾とか残っちゃったけど、まぁいっか」
良くない。
「それで、何で人間にしたの？」
恐る恐る訊いてみる。
「妹にしたいな……って」
「ああそうなの」
「…………」
「…………」
残念だったね!!
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