197748人が本棚に入れています
本棚に追加
どうせ着るなら、やはり新品がいい。
私はブルーのドレスを選んだ。
スパンコールが贅沢に施されているドレスだ。
私は着替えが終わると、急いで更衣室を出た。
「あれ?早かったね。
はい、保険証返すね。
翔子ちゃん、すっごく綺麗だよ。
俺がこの店の店長じゃなかったら惚れちゃってたよ」
「えっ……」
七原さんの言葉にドキドキしてしまった。
「翔子ちゃん、赤くなっちゃって可愛い」
私は慌てて貴重品を渡した。
「こ、これ、貴重品です!」
「はい、無くならないように預かります。
帰りに渡すからね。
翔子ちゃん、本当に可愛いよ。
今日は初めてで緊張するだろうけど、頑張ってね」
最初のコメントを投稿しよう!