CLUB rainbow

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どうせ着るなら、やはり新品がいい。 私はブルーのドレスを選んだ。 スパンコールが贅沢に施されているドレスだ。 私は着替えが終わると、急いで更衣室を出た。 「あれ?早かったね。 はい、保険証返すね。 翔子ちゃん、すっごく綺麗だよ。 俺がこの店の店長じゃなかったら惚れちゃってたよ」 「えっ……」 七原さんの言葉にドキドキしてしまった。 「翔子ちゃん、赤くなっちゃって可愛い」 私は慌てて貴重品を渡した。 「こ、これ、貴重品です!」 「はい、無くならないように預かります。 帰りに渡すからね。 翔子ちゃん、本当に可愛いよ。 今日は初めてで緊張するだろうけど、頑張ってね」
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