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私は振り返り、一度は背を向けた飲みかけのままのカプチーノを見つめ、そして誓った。
いつか、いつかきっと、
このカプチーノを最後の一滴まで飲んでやる。
場違いだなんて逃げ帰るような真似はしない。
女子高生たちが私をデブスと呼び、
「あれはナイわ。」
「あれは家から出ちゃダメなやつやー」と、笑う。
うるせぇ。
うるせぇんだよ。
お前らなんかどうでもいい。
なぁ、
待ってろよ。
カプチーノ。
いつか飲み干してる。
待ってろよ。
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