CLUB rainbow

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「ねぇ」 誰かの声が聞こえ、私は顔をあげた。 「あのさ、今からシンチャンとダッチャンとアフターだからさ、それ」 声の主はアカリさんで、私を指差しながら、ぶっきらぼうに言った。 いつの間に私の目の前まで来たのだろう? 「え?え?」 突然の事に理解が出来ず、私は辺りを見回したり、自分のドレスを確認したりした。 「いやいやいやいや、違うから。そ・れ!」 アカリさんはわざとらしく、人差し指を私の手元に近付けて、ライターを指差した。
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